コテハン生存率

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コテハン生存率(―せいぞんりつ)は、2ちゃんねるでコテハン活動を始めた者が、その後どのぐらいの割合でコテを続けている(=コテハンを辞めていない)かを統計・数値化した指標である。一般的にはコテハンを付けてから1年後の数値をパーセンテージで表したものが多い。

2017年現在、これまでに生存率の具体的な数値算出や本格的な調査は行われていない(理由は後述)。ただしコテハン好事家によって、推定での生存率は過去に何度か発表されている。

概説

このテーマについてしばしば誤解される事があるが、「生存率=そのコテハンを付けた人物自身の生存率」ではない。あくまでコテハンを付けて活動し続けることを生存率と呼ぶのであって、その人物が実際に死亡する事は、厳密に言えば生存率と関係しない(ただし、死亡した場合は同時にコテハンを辞める事にもなる)。一定期間内にコテハンが名無しに戻る割合と表現した方が分かりやすい。

ユーザーがコテハンを辞める際は自らの意思で辞めるのがほぼ全てであるため、コテハン生存率とは固定ハンドルの継続しにくさを表す指標と呼ぶこともできる。例えばある板で100人のコテハンが、活動を始めてから1ヶ月で全員辞めてしまった場合、生存率は0%となる。この値が極端に低ければ、コテハンがその板で活動を続けていく事が厳しいことを意味し、逆に極端に高ければ、コテハンがその板に定着しやすい環境であることが示唆される。

一般的に、書き込み数の多い板、または雑談や馴れ合いなどのカテゴリに属する板では生存率は低くなる傾向にあり、逆に書き込み数の少ない板、または特定の専門知識を必要とする分野の板では生存率が高くなる傾向にあるとされる。また、生存率が高い(コテハンが定着しやすい)板ではコテハンの活動年数が長くなるが、これは人材が流動せず、掲示板全体のユーザーの流入が硬直化していることの反映とみることもできる。

調査が行われない理由

「コテハンがデビューして何割ぐらいが生き残るのか?」といったテーマは、コテハン界隈を中心として古くから語られてきたテーマであるが、それに反して実際に生存率が調査されたケースは存在しない。これは下記の理由からであろうと推測されている。

  • 生存しているか否かを明確にできない

固定ハンドルは書き込みによってのみ、その生存が証明される。近年ではTwitterSkypeなどのアカウントを作成するコテハンも多いが、Twitter上でも新しいツイートを行わない限りは、生存の形跡が確認できない。ゆえにコテハンを辞めたと考えられている人物がいても、その人物が再びコテハンを付けて書き込んだ瞬間に生存の証明になる(たとえそれが5年後、10年後であっても)。このため生存率を求める際には、どのぐらいの期間、「書き込みがなかった場合は生存していない」と見なすかを定義付けすることが望まれるが、過去にどのユーザーも明確な基準期間を設定できていないのが現状である。

  • 引退したかどうかを計測できない

コテハンの中では引退を表明することは極めて稀であり、大多数のコテハンは辞める際に何も表明をすることなく名無しに還っていく。そのため全体のコテハンの中から引退したコテを数える事で生存率を調べる手法は難しく、たとえ引退表明したコテの数だけを集計したとしても、正確な生存率を割り出すことにはならない。また別の問題として、引退を表明したコテハンが少しの期間をおいて復帰するというケースもしばしばある。

推定されている生存率

推定されるニュース速報VIP板でのコテハン生存率の例。

実際の調査は行う事が難しいが、推定での生存率グラフは右図のサンプルのように作成されている。ニュース速報VIP板の場合では、下記のようなモデルが推測されている。

  • まず、コテハンを開始して1ヶ月以内に約4割近くが引退する。これは叩きに遭った事や、NGに入れられた事などが理由として挙げられる。
  • コテハン開始後4ヶ月以内に半数以上がコテを引退。この時点でスルースキル煽り耐性が備わっているコテハンが残っていくため、叩きやNGなどによる引退は少なくなる。
  • 半年を過ぎると、徐々にコテハンを付けることに飽きるユーザーが出る。そのため6ヶ月、7ヶ月目以降もじわじわと生存率は下がっていく。
  • 10~11ヶ月目でようやく生存率は横ばいになる。現代のVIPでは、コテを付けて1年が経過した時点でのコテハン生存率は8%程度と見られている。

対策

コテハンを辞めにくい環境づくりのために、ニュース速報VIP板のいくつかのコテハン組織が様々な取り組みを行っている。

コテ雑

コテ雑では2013年頃まで、あえて新参のコテハンに厳しい敷居を設けることでスレッドの質の高さを保持していたが、2014年頃からはスレッド人口の増員を掲げ、コテハン生存率向上のために各種取り組みを行っている。

トリップの支援
有力な酉職人が常駐しているコテ雑では、新規のコテハンに対して希望文字列のトリップを探し、トリップキーの受け渡しをしばしば行っており、2007年頃にぶーん(旧:もといち)が始めたのをきっかけに現在でも各々が活動している。文字列の揃ったトリップを貰う事でコテハンをつけることに優越感を感じさせる目的や、トリップを貰った恩義から簡単にコテを辞めることは出来ないと思わせる心理作用を目的とする。
女コテの保護
2016年にエルティー主導の下で女コテの優先的な保護が推奨された。新規の女コテの保護を推進する事で馴れ合いコテの生存率向上を図ったが、女コテ同士の争いでこまめ=じゅりり紛争が起こるなどしたためにこのプロジェクトは失敗した。
Skypeの推奨
コテ雑ではSkypeの使用、ならびにグループ会議による通話やラジオを推奨している。これはコテハン同士の交流を増やす目的と同時に、煽り合いなどで心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負った新参コテに対するメンタルケアも目的としている。

VIPコテ協会

ズバットの創設したVIPコテハン大学が前身であるVIPコテ協会は、新規コテへの支援を活動主軸としている。設立から7年が経過した2017年現在、延べ140人以上にわたる新規コテハンへの支援を行っている[1]

コテハン名・トリップの提案
コテ協会は固定ハンドルを始めようと考えている名無しに対して、名前の提案やトリップの受け渡しを行っている(この部分ではコテ雑と同様の支援をしているといえる)。名前の提案を受けてデビューしたコテハンはコテ協会への登録を勧められており、協会傘下の職員となったコテは組織の保護下で活動することができる。ただし職員のコテが煽り粘着に遭った場合に協会側から戦闘支援を行う事が出来ないため、煽り合いになった際は自ら応戦する必要がある。
新組織設立の支援
VIPコテ協会から新しいコテハン組織を独立させたケースはいくつか存在しており、コテ組織を新しく立ち上げるまでの訓練所としての機能も持つ。なお会長であるズバットは、ほぼ全てのケースにおいて新団体の独立を承認している。組織を立ち上げたコテハンは生存率が長くなる傾向にあるため、この独立に寛容な風潮が間接的にコテハン生存率の向上に寄与していると考えるべきであろう。

脚注

  1. ^ VIPコテ協会wiki - 2017年6月14日閲覧。