NG宣言
NG宣言(エヌジーせんげん)とは、2ちゃんねる内で使われる煽りの手段の一つであり、主にコテハンを対象として使用される行為である。
概要
2ちゃんねる専用ブラウザを使うことで特定のユーザやIDの書き込みを非表示にする事ができるが、この機能を使用する事をNGという。このNGを行った旨(あるいはする意思)を相手に伝え、「レスが見えない」と挑発する行為をNG宣言という。NGされたユーザは反論や誹謗中傷を行うが、一切レスが見えないので何を言っても無駄である、という煽り合いにおいての守備的な技術とされる。
NG宣言の本質
この手法に対する疑問の一つに、こういった意見がある。
「NG宣言って結局はさぁ~・・・反論できないから逃げてるだけなんじゃないの? だってさ~、ホントウに攻撃したいなら面と向かって正々堂々と「煽り」をした方がダメージ与えられるでしょ?(笑)」
こういった声に対してNG宣言派はこう答える。
「いやいや、それは違うよ。なぜならば僕達はコテハンが見えない相手に煽りを入れる姿を思い浮かべながら嘲笑することで、相手をからかいたいだけなんだ! だから、正々堂々と煽りをするよりもコッチの方が優位に立てるんだよ!」
要するにNG宣言をする本質は宣言を受けた人間の反応をからかって楽しむという事であり、つまりそれは、本人が本当にNGをしたかどうかは疑わしいという事である(NGしたフリをしつつレスを見なければ、反応をからかって楽しめないのだから・・・)。
デメリット
上述の理由から、NGは実際にしていないであろうと推測され、NGされたユーザは煽りや叩きを行うことが多い。そしてその場合、NG宣言をした人間は具体的な反論や煽り合いをすることができない(具体的な反論をした瞬間、その人間の信憑性が無くなってしまう)。せいぜい「ホホホ、NG共が必死だこと^^」と書き込み自体を揶揄する程度である。
このようにNG宣言は相手を拒絶できる反面、その後の反論や抵抗する手段を自ら封じてしまう諸刃の剣とも言える。
また、あくまで相手の反応ありきとなるため、NG宣言を出された所で気にしない人間がいた場合、相手をからかうという当初の目的は達成されず、NG宣言を出した側のストレスがたまるだけである。