「安富の乱」の版間の差分

178 バイト追加 、 2019年7月5日 (金) 21:10
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== 概要 ==
== 概要 ==
2019年に犬猿の仲として知られるスレイマン一世と安富パーキングが衝突した事件。
== 戦闘の推移 ==
2019年春。安富パーキングはコテハン生命の危機を迎えていた。かつて新進気鋭の煽りコテとして脚光を浴びた若き日の勢いは陰りが見え始め、全盛期に『燃え滾る保守の魂』と評された溢れ出るバイタリティーは文字通り風前の灯火と化していた。<br>
2019年春。安富パーキングはコテハン生命の危機を迎えていた。かつて新進気鋭の煽りコテとして脚光を浴びた若き日の勢いは陰りが見え始め、全盛期に『燃え滾る保守の魂』と評された溢れ出るバイタリティーは文字通り風前の灯火と化していた。<br>


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悲観に暮れる安富パーキングを尻目に、スレイマンはグータッチ内部における支持基盤を着々と固めていった。不穏分子の処断を滞りなく完遂させた"傭兵"に対する評価はうなぎ登りの様相を呈した。スレイマンの辣腕はもはやグータッチの全ての人間が認めていた。人心掌握術に長けるスレイマンがこの機を逃すはずもなく、グータッチ上層部を次々と懐柔していった。<br>
悲観に暮れる安富パーキングを尻目に、スレイマンはグータッチ内部における支持基盤を着々と固めていった。不穏分子の処断を滞りなく完遂させた"傭兵"に対する評価はうなぎ登りの様相を呈した。スレイマンの辣腕はもはやグータッチの全ての人間が認めていた。人心掌握術に長けるスレイマンがこの機を逃すはずもなく、グータッチ上層部を次々と懐柔していった。<br>


6月15日、司法部長官の殺戮に至るにゃんこがスレイマン支持派に回った。秘密裏に行われた枕営業によって獲得された信頼であった。6月17日、副総統のねこななし。がスレイマン一世の正式加入を認める法案を上院議会に提出し、全会一致で可決された。これによりスレイマンは事実上の独裁政権を樹立させるに至った。後日、自身の自叙伝においてこの時の心境を以下のように述懐している。<br>
6月15日、司法部長官の殺戮に至るにゃんこがスレイマン支持派に回った。秘密裏に行われた枕営業によって獲得された信頼であった。6月17日、副総統のねこななし。がスレイマンの正式加入を認める法案を上院議会に提出し、全会一致で可決された。これによりスレイマンは事実上の独裁政権を樹立させるに至った。後日、自身の自叙伝においてこの時の心境を以下のように述懐している。<br>




『わたくしは、いついかなる時も、国民のために尽くす所存であります。そして、わたくしは極めて有能な人間に他なりませんので、わたくしが独裁の長として君臨することは、我が国にとって最高の利益となり得るのです。(中略)愚達はもはや抜本的に改革せねばならぬと、誰よりも明白に憂慮してきたのです。だからこそ愚達を根もとから腐敗せしめる賊について探求が至ることは、必定と言えるのであります。売国にひた走る賊の正体が安富の者であった客観の事実は、今一度振り返るまでもない事実でした。彼を排斥したのちに新たなる秩序が芽生え、その先で新たなる繁栄を築き上げることは、わたくしの責務です。つまるところは、国益を増進させることのみをひたすらに考慮しながら邁進するのであります。(スレイマン自伝"我が闘争"より抜粋)』<br>
『わたくしは、いついかなる時も、国民のために尽くす所存であります。そして、わたくしは極めて有能な人間に他なりませんので、わたくしが独裁の長として君臨することは、我が国にとって最高の利益となり得るのです。(中略)愚達はもはや抜本的に改革せねばならぬと、誰よりも明白に憂慮してきたのです。だからこそ愚達を根もとから腐敗せしめる賊について探求が至ることは、必定と言えるのであります。売国にひた走る賊の正体を安富パーキングとした客観の事実は、ひとえに堕落した政治メカニズムの欠陥を証明したに違いありません。彼を排斥したのちに新たなる秩序が芽生え、その先で新たなる繁栄を築き上げることは、わたくしの責務です。つまるところは、国益を増進させることのみをひたすらに考慮しながら邁進するのであります。(スレイマン自伝"我が闘争"より抜粋)』<br>


名誉挽回を期したスレイマン一世の思惑はまたたく間に結実し、遂には理想として掲げていたリバタリアン国家の樹立を夢想した。
名誉挽回を期したスレイマン一世の思惑はまたたく間に結実し、遂には理想として掲げていたリバタリアン国家の樹立を夢想した。
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