安富の乱

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安富の乱
年月日:2019年6月
場所:おーぷんVIP各所
結果:未定  
交戦勢力
安富パーキング
スレイマン  
指導者・指揮官
安富パーキング スレイマン
戦力
 
損害
未定 未定

安富の乱(やすとみのらん)は、2019年におーぷん2ちゃんねる上で勃発した大規模紛争である。

概要

2019年に犬猿の仲として知られるスレイマン一世と安富パーキングが衝突した事件。

戦闘の推移

2019年春。安富パーキングはコテハン生命の危機を迎えていた。かつて新進気鋭の煽りコテとして脚光を浴びた若き日の勢いは陰りが見え始め、全盛期に『燃え滾る保守の魂』と評された溢れ出るバイタリティーは文字通り風前の灯火と化していた。

この体たらくにおーぷんコテを束ねる中央政府(以下グータッチと表記)は深い懸念の色を示した。長年おーぷんの地を平穏に治めてきたグータッチ首脳部は、軍事機関に所属する若手構成員が煽り合いに敗北する事態を何よりも恐れた。グータッチ打倒を目指す反社会勢力は日増しに勢力を拡大しており、これ以上の権威の失墜はすなわち政治的統帥権の破綻を意味していた。そして衰えを隠しきれない安富パーキングが怒涛の快進撃を続けるテロリスト集団に惨敗を喫することはもはや時間の問題に思われた。

事態を重くみたグータッチ首脳部は、かねてより武闘派コテの急先鋒として名を馳せていたスレイマン一世を1億ベリーの高給で雇い入れ、安富パーキング関連の危機対応を全面的に委託した。

全権委任法案が中央審議会で可決後、絶大な権限を手中に収めたスレイマン一世は即座に行動を開始した。彼は持ち前の巧みな話術でグータッチ上層部の心を鷲掴みにした上で、安富パーキングの討伐軍発足を強く主張した。弁舌に優れたスレイマン一世を相手に説得力のある反論を提示する者は皆無であり、討伐軍は可及的速やかに編成された。スレイマンは諜報部に対し安富パーキング諸勢力の綿密な調査を命令し、自らは本格的な侵攻作戦の立案に着手した。

これらの情勢の変化は全てスレイマン一世による謀略であった。スレイマンは害悪の戦いにおける失策を取り戻すため面目躍如に奔走しており、それを最終的に成就させるための"イニシエーション"として凋落の一途を辿る安富パーキングに目を付けた。反グータッチ勢力の増長は彼による近代兵器の横流しが直接的な原因であり、それを口実とした安富パーキングの殲滅はスレイマンが思い描いた邪悪なシナリオに過ぎなかった。

しかし安富パーキングが保有する軍事力の全貌が明らかになるに従い、当初から念頭に置かれていた強硬策は容易ではないことにグータッチの面々は気付きはじめる。安富パーキングの領国には君主に絶対的な忠誠を誓う近衛師団58万の兵が駐屯しており、敬愛してやまない安富パーキングのためなら死をも恐れぬ集団であった。

思わぬ分析結果にスレイマン一世は動揺を隠せなかった。そこで根本的な方針を転換させることを決断し、安富パーキングの政治生命を断絶する比較的穏便な解決策を試みた。軍事法廷において安富パーキングの衰えを熱烈に訴え、首都から5000キロ離れた裏VIP総督府への転属を採択させた。これは言うまでもなく左遷を意味していた。


かくして安富パーキングは中央政府から遠く離れた片田舎へと飛ばされた。政府への加入当時から僅か数年間しか職務を経験していない彼にとって、これまで重ねてきた乱暴な煽り合いは"試運転"のつもりであった。低脳を理由とした地方への転属命令はまさしく寝耳に水であった。明るい未来を信じて血の滲むような努力を惜しまなかった安富パーキングは当然ながらに激怒した。故郷で貧しい生活を送る家族に安寧の日々をもたらすことが彼にとっての悲願であったが、突如として降りかかる理不尽によって立身出世の夢は一瞬にして水疱に帰した。


悲観に暮れる安富パーキングを尻目に、スレイマンはグータッチ内部における支持基盤を着々と固めていった。不穏分子の処断を滞りなく完遂させた"傭兵"に対する評価はうなぎ登りの様相を呈した。スレイマンの辣腕はもはやグータッチの全ての人間が認めていた。人心掌握術に長けるスレイマンがこの機を逃すはずもなく、グータッチ上層部を次々と懐柔していった。

6月15日、司法部長官の殺戮に至るにゃんこがスレイマン支持派に回った。秘密裏に行われた枕営業によって獲得された信頼であった。6月17日、副総統のねこななし。がスレイマンの正式加入を認める法案を上院議会に提出し、全会一致で可決された。これによりスレイマンは事実上の独裁政権を樹立させるに至った。後日、自身の自叙伝においてこの時の心境を以下のように述懐している。


『わたくしは、いついかなる時も、国民のために尽くす所存であります。そして、わたくしは極めて有能な人間に他なりませんので、わたくしが独裁の長として君臨することは、我が国にとって最高の利益となり得るのです。(中略)愚達はもはや抜本的に改革せねばならぬと、誰よりも明白に憂慮してきたのです。だからこそ愚達を根もとから腐敗せしめる賊について探求が至ることは、必定と言えるのであります。売国にひた走る賊の正体を安富パーキングとした客観の事実は、ひとえに堕落した政治メカニズムの欠陥を証明したに違いありません。彼を排斥したのちに新たなる秩序が芽生え、その先で新たなる繁栄を築き上げることは、わたくしの責務です。つまるところは、国益を増進させることのみをひたすらに考慮しながら邁進するのであります。(スレイマン自伝"我が闘争"より抜粋)』

名誉挽回を期したスレイマン一世の思惑はまたたく間に結実し、遂には理想として掲げていたリバタリアン国家の樹立を夢想した。