2,520
回編集
(→勃興期) |
(→勃興期) |
||
11行目: | 11行目: | ||
===勃興期=== | ===勃興期=== | ||
2014年春に突如として勃発した本家における騒動は、インターネット界隈全体に波及した。それは無名の新興掲示板に過ぎなかったおーぷん2chも例外ではなかった。<br> | 2014年春に突如として勃発した本家における騒動は、インターネット界隈全体に波及した。それは無名の新興掲示板に過ぎなかったおーぷん2chも例外ではなかった。<br> | ||
保有するキャパシティを凌駕するほどに肥大化したおーぷん2chは、それと同時に増大を続ける無数の自意識を産み出した。これが俗にいう「コテハン」である。彼らは暴走する自己顕示欲をもて甘し、相互に対立構造を見出だすことによって存在意義を見出だした。<br> | |||
おーぷん2ch黎明期におけるコテハン界隈の共通意識は「闘争」に向けられており、それはリアルで奨励される牧歌的コミュニケーション論とは相対する概念である。また、現代における殺伐文化が正当化されるに至る根拠として、黎明期にみられた原初的な本質論が用いられることもある。<br> | |||
しかし、その時点におけるコテハンの帰属意識は自己に向けられており、包括的なイデオロギーとして昇華させる運動は必ずしも盛んではなかった。[[コテハンランキング]]がコテハン共通の扇情メカニズムとしてある程度は機能していたものの、それが一つの統一性を伴う組織であったか疑問は残る。 | しかし、その時点におけるコテハンの帰属意識は自己に向けられており、包括的なイデオロギーとして昇華させる運動は必ずしも盛んではなかった。[[コテハンランキング]]がコテハン共通の扇情メカニズムとしてある程度は機能していたものの、それが一つの統一性を伴う組織であったか疑問は残る。 | ||
回編集