「軍団絶対主義」の版間の差分
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==概要== | ==概要== | ||
「軍団絶対主義(Army corps Absolutely nism) | 「軍団絶対主義(Army corps Absolutely nism)」をごく簡単に定義すれば、『個人に対する軍団の絶対優位の主張によって諸集団(馴れ合いコテ・名無し)を軍団の下に一元的に組み換え、諸個人を軍団の目的に総動員する思想および体制』といえる。軍団絶対主義に基づく組織の事例としては、おーぷん2chにおける[[拓也軍団]]、[[スレイマン軍団]]が挙げられる。これら歴史上の経緯を鑑みる限りにおいて、軍団絶対主義はおーぷん2chに稀有の思想であると捉えることが出来よう。<br> | ||
[[スレイマン一世]]は、軍団絶対主義を理想的な形で遂行した場合の必然的な帰結として、次のような「軍団文化」の成立が予想されるとしている。<br> | [[スレイマン一世]]は、軍団絶対主義を理想的な形で遂行した場合の必然的な帰結として、次のような「軍団文化」の成立が予想されるとしている。<br> | ||
《名無しの駆逐と馴れ合いコテ撲滅の理念を完遂するために、厳格な統治体制を保有する組織が同一掲示板内に複数存在し、それぞれが相互に敵対関係にあり、武力衝突を繰り返している状態》<br> | |||
この仮説は軍団絶対主義が極めて好戦的な思想であることを如実に示唆しており、その点において、軍団組織は穏健的なスタンスと対極に位置すると考えられる。<br> | |||
しかし近年では、軍団絶対主義の源流たるおーぷん2chにおける馴れ合い文化の定着に伴い、「荒らし」や「戦争」を忌避するような世論が醸成されていった。この主たる原因として、拓也軍団の急速な衰退、[[ライオンゴロシの乱]]における殺伐コテ勢力の壊滅が考えられる。また、[[ねこななし]]をはじめとする[[新規コテと名無しを優遇する雑談スレ]]が、馴れ合いを是とする強力なコンセンサスを形成した歴史的な経緯も、少なからず影響しているだろう。 | |||
==歴史的背景== | ==歴史的背景== | ||
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2014年春に突如として勃発した本家における騒動は、インターネット界隈全体に波及した。それは無名の新興掲示板に過ぎなかったおーぷん2chも例外ではなかった。<br> | 2014年春に突如として勃発した本家における騒動は、インターネット界隈全体に波及した。それは無名の新興掲示板に過ぎなかったおーぷん2chも例外ではなかった。<br> | ||
保有するキャパシティを凌駕するほどに肥大化したおーぷん2chは、それと同時に増大を続ける無数の自意識を産み出した。これが俗にいう「コテハン」である。彼らは暴走する自己顕示欲をもて甘し、相互に対立構造を見出だすことによって存在意義を確保した。<br> | 保有するキャパシティを凌駕するほどに肥大化したおーぷん2chは、それと同時に増大を続ける無数の自意識を産み出した。これが俗にいう「コテハン」である。彼らは暴走する自己顕示欲をもて甘し、相互に対立構造を見出だすことによって存在意義を確保した。<br> | ||
おーぷん2ch黎明期におけるコテハン界隈の共通意識は「闘争」に向けられており、それはリアルで奨励される牧歌的コミュニケーションとは相対する概念である。また、現代における殺伐文化が正当化されるに至る根拠として、黎明期にみられた原初的な本質論が用いられることもある。<br> | |||
しかし、その時点におけるコテハンの帰属意識は自己に向けられており、「闘争本能」を大衆煽動的なイデオロギーとして昇華させる運動は必ずしも盛んではなかった。[[コテハンランキング]]がコテハン共通の扇情メカニズムとしてある程度は機能していたものの、それが集団に対して統一性を伴う組織であったか疑問は残る。<br> | しかし、その時点におけるコテハンの帰属意識は自己に向けられており、「闘争本能」を大衆煽動的なイデオロギーとして昇華させる運動は必ずしも盛んではなかった。[[コテハンランキング]]がコテハン共通の扇情メカニズムとしてある程度は機能していたものの、それが集団に対して統一性を伴う組織であったか疑問は残る。<br> | ||
このことから、軍団絶対主義が確立するためには、まず事前段階として、別個に独立して活動するコテハン達を包括的にまとめあげ、強固なイデオロギーとして確立させるカリスマ性を持った指導者が求められることが分かる。よって現代における殺伐文化の希薄化は、拓也の衰えから説明が可能である。 | このことから、軍団絶対主義が確立するためには、まず事前段階として、別個に独立して活動するコテハン達を包括的にまとめあげ、強固なイデオロギーとして確立させるカリスマ性を持った指導者が求められることが分かる。よって現代における殺伐文化の希薄化は、拓也の衰えから説明が可能である。 | ||
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===衰退期=== | ===衰退期=== | ||
2015年秋に勃発した[[魚群戦争]]によって拓也軍団が壊滅し、それまで抑圧されてきた馴れ合い主義が脚光を浴びることになった。おーぷん2chにおける馴れ合いコテは潜在的に多数存在しており、軍団主義者による苛烈を極めた弾圧(ホロコースト) | 2015年秋に勃発した[[魚群戦争]]によって拓也軍団が壊滅し、それまで抑圧されてきた馴れ合い主義が脚光を浴びることになった。おーぷん2chにおける馴れ合いコテは潜在的に多数存在しており、軍団主義者による苛烈を極めた弾圧(ホロコースト)の終演と共に日の目を見ることになった。<br> | ||
拓也軍団の消滅は、それと同時に軍団絶対主義がおーぷん2chにおける支配的な観念から脱落することを意味した。[[エルティー]] | 拓也軍団の消滅は、それと同時に軍団絶対主義がおーぷん2chにおける支配的な観念から脱落することを意味した。[[エルティー]]をはじめとした本家コテ雑勢力は、多様性の保証された新たな界隈秩序の誕生を歓迎した。<br> | ||
2016年初頭。アスぺ系馴れ合いコテとして定評を確立していた[[金魚]]は、周囲からの要望に応える形で[[金魚工業株式会社]]を設立。おーぷんの地に突如として出現した金の鉱脈を最初に掘り当てるべく、彼は団員集めに奔走した。彼ら馴れ合いコテにとっておーぷん2chは、一種のブルーオーシャンと化した。<br> | |||
一方で、あるべき居場所を失い路頭に迷っていた拓也軍団の残党達も、変わりゆく時代の荒波へと自ら飛び込んでいった。[[スレイマン一世]]や[[ゴッドブレス]]をはじめとした煽りコテは、あくまで軍団絶対主義と拓也軍団の再興を望んだ。<br> | |||
彼らにとって馴れ合いコテは、排除すべき敵に映った。しかし台頭する金魚工業株式会社の勢いを止めることは困難を極めた。スレイマンやゴッドブレスらは思案の末、むしろ構成メンバーの一員として組織を内部からリードする道を得策と捉えた。<br> | |||
その後はしばらく小康状態を保ち、有力コテは組織から離脱して自分単独で存在を誇示する道を選んだ。やがて2016年夏には[[ゴッドブレス]]、[[オロナミンZ]]、[[天才イケメン]]、[[スレイマン一世]]の四人が野良コテとしておーぷんコテ界隈の勢力争いをリードした。<br> | |||
しかし金魚工業株式会社は一部のユーザーからの熱い信頼を維持したため、瓦解するには至らなかった。野良コテ四人衆も突出した勢力を獲得するには至らず、支配的な統治機構の存在しない空白期間が続いた。<br> | |||
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おーぷん2chの代表的なコテハンの一人である[[ライオンゴロシ]]は、軍団絶対主義への指摘として、皮肉を交えた以下のような論述をしている。<br> | おーぷん2chの代表的なコテハンの一人である[[ライオンゴロシ]]は、軍団絶対主義への指摘として、皮肉を交えた以下のような論述をしている。<br> | ||
『軍団絶対主義の本質的な議論は、主体となる構成員を精神分析することによってはじめて成り立つ。彼らがコンプレックスとして抱えるコミュニケーション能力の脆弱性は、軍団絶対主義が内包する欺瞞を克明に映し出しているだろう。リアルにおける孤独や疎外感を緩和させる一つの手段として、集団による結束的な煽り行為は自己肯定として十分に成立する。しかしその実態は虚構における自己欺瞞と相互依存であり、言うなれば『傷の舐め合い』である。こうした馴れ合い集団こそが、軍団絶対主義の本質そのものである。』 | 『軍団絶対主義の本質的な議論は、主体となる構成員を精神分析することによってはじめて成り立つ。彼らがコンプレックスとして抱えるコミュニケーション能力の脆弱性は、軍団絶対主義が内包する欺瞞を克明に映し出しているだろう。リアルにおける孤独や疎外感を緩和させる一つの手段として、集団による結束的な煽り行為は自己肯定として十分に成立する。しかしその実態は虚構における自己欺瞞と相互依存であり、言うなれば『傷の舐め合い』である。こうした馴れ合い集団こそが、軍団絶対主義の本質そのものである。』 | ||
実に的を射た分析である! | |||