「懐古主義」の版間の差分

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2016年1月4日 (月) 17:50時点における最新版

懐古主義とは山を降りた登山家と同じ目線である。山の中にいる間よりも、山から遠ざかって見た時の方が美しく見えている。しかし山は遠ざかるのみで二度とそこへ行く事はできない(もちろん、森の中が好きな人もいるし、山から別の物へ目を向ける人もいる)。

懐古主義(かいこしゅぎ)とは、過去を懐かしみ、現在よりも過去の風潮や文化、人物を優れたものと看做す思想・主義のこと。一般的には蔑称として使用される。本項ではとりわけ2ちゃんねるのコテハンの世界における懐古主義について記述する。

概要

いつの時代も日々新しい文化や新しい人々が生まれ、世界が移り変わってゆくのが世の常である。インターネットにおける文化も同様であり、日々新しい用語や流行によって歴史が塗り替えられていく。 しかし一部の人間は流行に取り残され、自分たちにとっての新しい文化がとうに過ぎ去ったものになってしまったという事実に気づけない事がある。こういった人々からすれば、最新の文化は従来のものよりも劣った存在に見えてしまう。これが懐古主義が生まれる要因である。

懐古主義を持つ人間にはある程度の共通項があると言われる。具体的には

  • その過去の文化にとりわけ熱意を注いでいる
  • 一般人よりもそれに対する知識が豊富である

などがある。

コテハンにおいては、「過去のコテは皆クオリティが高かった」「今の新参コテには何も良い所が無い」といった話がなされる。これらは新規ユーザーからすれば(本当に過去>新参であるかはともかく)懐古主義と捉えられ、新参古参の争いの火種になる事が少なくない。