古参

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古参(こさん)とは2ちゃんねるなどの電子掲示板において使われる、「古くからグループ・コミュニティに参加している人物」を指す用語。対義語として新参が使われるが、新参が侮蔑的な表現として使用されるのに対し、古参はやや凡庸なニュアンスを持つ(無論、古参であることを「老害」のニュアンスで批判される事も無い訳ではない)。

概要

インターネット社会における古参とは「自分よりも先にそのコミュニティに入った人物」という意味であり、相対的な概念として用いられる。つまりある人間から見れば新参と呼ばれるユーザーでも、後から参加してきた人間から見れば古参と呼ばれるし、ある掲示板で新参として扱いを受けている人物も、他の掲示板では古参として認知されているケースもあり得る。

インターネットにおけるこれらの概念の特筆すべき所は、その人物が新参か古参かを本当に知る術は無いという点である。名前や文章、時に性別すらも仮面をつけて演じることのできる匿名掲示板のユーザー、特に固定ハンドルなどは潜伏などで見知らぬコテとして活動する事もあり、古参だと思っていたら新参だった、という事も多々ある。

古参の位置付け

古参はそのコミュニティの古くからの文化・インターネットミームを継承し、新規の参加者に伝える立場となる。しかし時として、それらが煽りだとか叩きなどの手荒い形で行われる事がある。こういった新参煽りは新参者からの古参への嫌悪感をより一層深めることになると同時に、本来伝えていかなければならないはずの暗黙の了解やエチケットがかえって途絶えてしまう事に繋がりかねない。
だが常に新参への洗礼を行うコテもおり俺様飛べ!!イナリズシなどは新参コテを教育(戒める為)するために煽りを率先して行うこともある。